こんにちは、いなです。
「初めてだけど、独学でも弾けるようになるの?」
「レッスンに通う時間とお金がない…」
ピアノを弾きたい!と思っていざ始めようとしても、このような方が多いのではないでしょうか。ピアノ教室に通うのか、自分だけでやってみるのか…。
こういった悩みがある初心者の方へ、今回は、ピアノを独学で学ぶメリットとデメリットについてまとめてみました。
- 独学のメリット
- 独学のデメリット
結論をいうと、ピアノは独学でも十分弾けるようになります。
ですが、「音大に入りたい」「プロの演奏家になりたい」という方は、きちんとレッスンを受けに行かなければなりません。
事実、独学には限界があります。
しかし、「趣味で弾きたい」という方には、独学の方が良いこともあります。
私は先生にピアノを10年ほど習い、その後10年ほどは独学で続けています。
習うのをやめてからは自分で色々と挑戦し、身に着けてきました。
どちらも経験しているからこそ皆さんに伝えられることがあると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
独学のメリット

まずは独学のメリットを見てきましょう。
3つあげてみました。以下の通りです。
- お金がかからない
- 縛られない
- 自分で行動するから身につく
それぞれ具体的に見ていきましょう。
お金がかからない
独学でかかるお金は、楽器代(アコースティックピアノの場合はメンテナンス代も)と楽譜代くらいなので、気軽に始められます。
ピアノを習いに行くと、それに加えてレッスン代がかかります。
一般的に、1回30分程度のレッスンを週一で通うのですが、子どもも大人も、月謝は8,000円前後くらいですかね。
年齢・教室・コースなどでだいぶ違ってきますが、少なくとも5,000円はするでしょう。
プロに教えてもらうのですから当たり前かもしれませんが、なかなかの出費ですよね。
人によっては、変なプレッシャーになったり、続けられなくてピアノ自体やめてしまう可能性もあります。
独学であればもちろんかかりませんね。
浮いたお金で、好きな曲の楽譜をたくさん買ったり、コンサートに行ってみたり、少しいい楽器を選んだりという方法もあります。
そのほうが前向きに、ピアノを楽しめるという方も多いのではないでしょうか。
縛られない
独学なら、ちょっと仕事が忙しいなんてときには息抜き程度でも楽しめますよね。
縛られず、完全に自分のペースに合わせて取り組めます。
習い事をすると、時間などある程度の拘束があります。
教室によっては、自分が通うのではなく、先生が自宅に来て教えてくれるレッスン方法があったり、稀に、好きな時にきていいよ~なんてところもありますが、普通は曜日を固定して教室に通います。
基本的には先生が選んだ課題を次のレッスンまでに練習し、教えてもらうため、これをサボってしまうとレッスンに行く意味もなくなってしまいます。
それが毎週やってくるのですから、人によってはちょっと嫌になったりします。
私は嫌になってしまって家で全く練習せず、3ヶ月以上同じ曲をやっていたこともあります。(笑)
皆さん経験あることかと思いますが、やりたかったことも、やらなきゃいけないことになったとたん、苦になってきてしまうこともあります。
自由に楽しむには、独学はとてもいいやり方だと思います。
自分で行動するから身につく
独学だと、自主的にたくさん調べて試行錯誤しながら取り組むと思います。
正直、教室に通うとどうしても受け身になってしまうことが多いです。
実際私も、だらだらと通っていたころより、やめてからの方が技術も表現力も身についたのを実感しました。
特に今は、ネットで情報がたくさん得られ、独学でも学びやすくなっています。
先生によって教え方も内容も様々です。
1人の先生に偏らずいろんな方法を自分で確かめてみるというのもすごく良い方法ですし、吸収できるものも多くなります。
独学のデメリット
次はデメリットも見ていきましょう。
デメリットも3つあげてみました。以下の通りです。
- 正解がわかりにくい
- 自己流になりがち
- 何をすればいいのかわからない
こちらも具体的に解説していきます。
正解がわかりにくい
独学だと、ネットや動画で一方的な発信をみて取り組みますが、「これがめちゃくちゃ苦手…!」という方もいるかと思います。
特に音楽は、なかなか画面上だけでは伝わらない分野です。
誰かに直接聞くことができないため、「この曲、これであってるのかな…?」とか「自分のこの弾き方は正しいのかな…」という疑問はなかなか解決しづらいです。
調べてもわからないと、進めなくて困ってしまうこともあるかもしれません。
また、コミュニケーションがないことも不安要素の一つになりかねます。
先生とコミュニケーションをとりながら、マンツーマンで教えてもらうことでやる気につながるという人もいるでしょう。
ひとりが好きな方でも、誰かと共有する場を設けるのはモチベーションにもなりますよ。
自己流になりがち
誰かに見てもらうことがないと、自分の弱点を見つけづらいです。
これでいい!と勝手に思い込んで、そのまま弾き続け、悪い癖が付いてしまう可能性もあります。
例えば、手の形(フォーム)や奏法など、自己流の弾き方をしてしまいがちです。
こういう癖は自分では気づかないことがとても多く、付いてしまってからだと直すのに時間がかかってしまいます。
ただ、これはピアノを習っていてもあり得ることです。
たまにでも自分の演奏を録画・録音して、客観的に見たり聴いたりすることが大切です。
何をすればいいかわからない
教室に通うと、先生がレベルに合わせて課題を与えてくれます。
楽譜も先生が選んでくれてそれを買えばOKなので、自分がどれをやればいいのかはっきりわかりますが、
独学だと、まず何からはじめればいいのかよくわからない人もいるかと思います。
ピアノ教室に通っていれば、毎週レッスンに向けて練習して、演奏会などがあれば難しめの曲に挑戦して、発表…というように、やることが明確な上、自分の上達も実感しやすいです。
独学で弾けるようになるには、ある程度の継続力や計画性も必要です。
まとめ
いかがでしたか?
冒頭にも書きましたが、趣味であれば独学でも大丈夫です。
デメリットをみて不安になった方がいるかもしれませんが、とりあえず始めてみるのが一番です。
もし、自分だけでは続かなかったり、わからないことだらけで嫌になってしまったら、自分に合ったピアノ教室を見つけてみるといいかもしれません。
結局は人の性格や、目的にもよります。
自分がどうなりたいのか、というのを考えておくとよいですね。
もちろん、「純粋に楽しみたい」というだけでも全く問題ありません。
独学で頑張りたいという方は、ぜひこのブログを読んでみてくださいね。
ピアノ初心者の方がゼロからでも始められるように、楽譜の読み方やピアノの弾き方などをまとめています。
今回は以上です。
参考にしてみてください。