「本番前って何したらいいかわからない…」
「ただそわそわしているだけで余計に緊張してしまう」
「何か良い準備があったらやりたい」
特にはじめて本番を迎える方や初心者の方は、本番直前にすることがなくて緊張や不安だけが大きくなってしまいかねません。
今回は舞台裏や本番直前の過ごし方をまとめました。
- 本番直前・舞台裏での過ごし方
会場・舞台裏の過ごし方

自分の順番が遅いほど本番前の時間が長くなり、「ドキドキして嫌だな…」と思う方も多いのではないでしょうか。
しかし逆に、雰囲気をつかんだり演奏への準備をする時間が長くなって有利だとも考えられます。
ただ順番になったら舞台裏へ行って、待機場所で座ったり前の人の演奏を聴いたりしているだけだともったいないです。
本番直前の会場や舞台裏でしておくと良い事を3つお伝えします。
トイレを済ませる
本番前はトイレへ行くことを忘れないようにしましょう。
緊張すると余計に行きたくなってしまいますよね。
これは当たり前だと思うかもしれませんが、本番前で頭がいっぱいになったりバタバタしていると忘れがちです。
自分の番が近くなってしまって間に合わないという事態は避けましょう。
また、行くのを忘れていて舞台裏で思い出し「行きたくても行けない…!」となると、余計な不安をして焦ったり悪い緊張につながってしまいます。
あらかじめ済ませておいて、演奏に集中できるようにしましょう。
舞台裏に行くタイミングと自分の順番を必ずきちんと把握しておくことが大切です。
身体をあたためる
スポーツ選手が本番前に十分に準備運動などをするのと同じです。
ピアノも身体を動かして弾くので、身体の筋肉を温めおいて本番にきちんと動けるようにしておく必要があります。
緊張していると身体が震えたり、こわばってしまったり、冷や汗をかいてしまったりしますよね。
身体がカチコチだと、演奏もカチコチになってしまいます。
緊張すること自体はむしろいい事なのですが、良い方向に持っていけないと演奏にも悪い影響を与えてしまうかもせれません。
準備体操として本番前に意識して身体を動かすようにすると、筋肉がほぐれて緊張も和らいできます。
普段の演奏が出せるようにするにも、上手く脱力してから本番に臨みましょう。
イメージトレーニング
イメージトレーニングは、実はとても大切です。
普段の練習でも効果的ですが、本番前にするのもとても良いです。
余計な事を考える隙間がなくなるので、不安も薄れて緊張もおさまり、集中力が高まってきます。
よりリアルにイメージするのがポイントです。
自分が奏でる音、鍵盤の位置、姿勢や身体の動きなど頭の中で再現してみましょう。
実際に弾くとなると出た音に対して色々と思ってしまいますが、自分の頭の中ならミスはしませんし、自由ですね。
「音を気にせず練習ができる」というのは動きに集中できるので上達するのに意外と効果的なんです。
あまりやったことがない方は、普段から取り入れてみると面白いですよ。
舞台裏では、なるべく音を立てないようにして過ごしましょう。
演奏中、ホールはかなり緊張感があり大変静かです。
会場は音がよく響くようにできているため、舞台裏からの音が漏れてしまうと後ろの方まで聞こえてしまう場合があります。
また、他の人が演奏しているときに舞台裏から客席を覗かないようにしましょう。
こちらが見えているという事は客席からも見えています。
ちらちらと視界に入ってしまっては、お客さんが演奏に集中できません。
演奏の妨げになる行為には注意してくださいね。
まとめ
時間を有効に使って本番に向けて準備をしましょう。
- トイレを済ませる
- 身体をあたためる
- イメージトレーニング
以上の3点を意識してみてください。