こんにちは、いなです。
「独学だけどうまくなりたい」
「趣味でも一生懸命やってみたい」
「今の実力よりもっとステップアップしたい」
ピアノって、だんだん弾けるようになってくると、夢中になってどんどんチャレンジしてみたくなりますよね。
普段は初心者さんにピアノの第一歩をできるだけ簡単に思ってもらえるように、弾き方や練習方法などをお伝えしていますが、それでは物足りないという方もいるのではないでしょうか。
もっともっとやってみたい!というすばらしい気持ちを尊重して、今回は、独学でも確実にうまくなれる方法をお伝えします。
いつもよりは少しスパルタで、時間もかかるかもしれない練習方法ですが、数週間、数カ月と長い目で見て積み重ねていけば確実にうまくなれます。
ぜひ最後までチェックしてみてください。
- 独学でももっとうまくなれる方法と知識
- 上達のポイント
独学でも上手くなる方法と知識

独学でもみんなより一歩うまくなるためには、次のことを理解しましょう。
- 実力は基礎力と応用力
- 練習は量と質
- 音楽は技術と表現
それぞれ具体的に解説していきます。
基礎力と応用力
技術を上達させるためには、基礎力と応用力のどちらも鍛える必要があります。
基礎練習に必ず取り組む
確実に技術を身につけるには、基礎練習は必須です。
プロになっても日々取り組みます。
基礎を鍛えて根本的な弾き方を鍛え、しっかりと安定した土台をつくることがとても大事です。
つまらないからと基礎練習を怠っていると、うまくはなれません。
複数の教本を並行する
基礎練習は教本で身につけられます。
教本にはそれぞれ特色がるため、複数組み合わせて並行して取り組むのが良いです。
実際にピアノを習っても、3冊か4冊くらい同時進行するやり方が一般的です。
指の練習に特化したものから応用力を鍛えるものまでさまざまあります。
それぞれの教本から1曲ずつ練習していくのが良いでしょう。
曲で応用、基礎にもどるの繰り返し
教本で身につけた基礎力を、実際のクラシック曲で応用していきます。
そしてその曲でできないところをピックアップします。
その練習を、また基礎に戻って練習します。
速弾きができないのであれば運指の基礎練習、スケールが弾けないのであればその基礎練習というように、基礎と応用を繰り返していきましょう。
そうすることではじめて、一つ一つの技術を習得できるようになっていきます。
練習は「量」と「質」
日々の練習で大事なのは、量と質の両方です。
毎日弾く
これに尽きます。
いっぱい弾いたもの勝ちです。
楽器は特に、毎日触らないと感覚を忘れてしまい、せっかく身につけたことも数日空けたらほぼゼロに戻ってしまうこともあります。
ピアノの練習に限りませんが、努力は毎日の積み重ねです。
頭を使って考えながら練習する
先ほどは量の話でしたが、それだけであれば誰でも出来ます。
しかし、考えながら練習するかどうかで、その練習量で得られるものが2倍にも3倍にもなります。
簡単なことに思えるかもしれませんが、実はなんとなく弾いているばかりでできていないという方はとても多いです。
ただひたすら弾けばいいものではなく、自分には何が足りないか、どこがうまく弾けていないのかを分析して、それに合った練習をすると、質のいい練習になり、効率も上がります。
弾けているところばかりひたすらやってもあまり意味がありませんよね。
ピアノでもプロのスポーツ選手のように、こう弾いたらどういう音が出るのか、弾き方によってどんな違いがあるのか、試行錯誤しながら弾いてみてください。
思考力も必要です。
音楽=技術×表現
音楽は、高い技術力と豊かな表現力がカギとなります。
上記は技術面の話でしたが、次は表現力についてお伝えします。
表現力を磨く
ピアノを習っているだけでなく、コンクールなど人に評価される場面でないと、表現力を磨くことはあまりないかと思います。
ですが、音楽に表現力は必須で、クラシックピアノだけには限りません。
プロであればどんな音楽でも、突き詰めていく必要があります。
独学でここまでやるのはなかなか難しいかもしれません。
しかし独学だからこそ、音楽が好き、ピアノを好きという気持ちは「なんとなく習っている」という方よりも強いはずです。
ぜひ自分の表現力を磨いてみてください。
曲に込められた想い
まずは曲についての理解を深めます。
その曲の背景は何か、作曲者はどんな想いでその曲を作ったのか、曲に込められているものは何かを知る必要があります。
それには曲が作られた国や時代などが大きく関係してきます。
また、作曲者の生い立ちや性格なども表れます。
それらが曲のどこにどう表れているのか、この部分は何を表しているのかということを楽譜から読み取ります。
自分がどう弾きたいのか
曲は、作曲者によって作られ、演奏者によって語られます。
曲に込められた想いをくみ取った後、それを自分がどう表現するかで、音楽が形になっていきます。
自分はどう弾きたいのか、何を表現したいのかを考えましょう。
そしてもう一段階、どのように弾けば自分の思いが人に伝わるのかを研究し、それを練習していきます。
自分の演奏は、自分にしかできません。
上手くなるためのポイント
前述した技術力と表現力をより高めるポイントをお伝えします。
他の記事にも書いてあるとおり、上手くなるための基本的なステップです。
まだ読んでいない方は、ピアノ初心者が独学でやるべきことをまとめていますので読んでみてください。
いろんな曲を弾く
曲にはそれぞれ特徴があります。
左手の主旋律、速い曲、ゆったりな曲、激しい曲、静かな曲、楽しい曲、悲しい曲…
一つとして同じ曲はありませんし、曲に込められた作曲家の想いもすべて違います。
偏らず、いろんな曲を弾いてみるのが良いでしょう。
弾けば弾くほどに技術も表現も身につきます。
苦手な曲から、好きな曲に生かすことができることが必ずあるはずです。
いろんな曲を弾いて、たくさん吸収して自分のものにしていきましょう。
プロの真似をする
自分がやりたいピアノのジャンルの中から、目標の人、お手本とする人を見つけてみましょう。
プロにも人によって特徴があるので、いろんな人を見てみると良いです。
その人たちの演奏の真似をしてみましょう。
その方がやっている練習方法などが公開されていたら、ぜひ取り入れてみてください。
その際、人と比べる必要はありませんよ。
カツを入れるためには良いかもしれませんが、自分の音楽を豊かにすることの方が大切です。
まとめ
いかがでしたか?
独学で学ぶ方の中でも、初心者というよりは少しレベルアップした方へ向けたポイントでした。
取り組むべきことをまとめます。
- 基礎練習は必須
- 毎日弾く
- 考えながら練習する
- 曲の理解を深める
- 自分の表現を磨く
- いろんな曲を弾く
- プロの真似をする
これらを積み重ねていけば、確実に独学でも上手くなれます。
今回は以上です。
参考になれば嬉しいです。