こんにちは!
「ピアノを弾いてみたい!」
という初心者の方のため<ピアノの弾き方レッスン>第3回です。
今回は、
「鍵盤が全部一緒に見える…」
「どこがどこだかわからない…」
という方のために、具体的な鍵盤と音の配置を解説します。
- 鍵盤の配置
- ドレミの並び
- オクターブとは
すぐわかるようになりますよ!
早速見ていきましょう。
鍵盤の配置
まずは鍵盤の配置を見てみましょう。
白い鍵盤が下にズラーっと並んでいて、その間に黒い鍵盤があったりなかったりしますね。
白い鍵盤のことを『白鍵』、黒い鍵盤のことを『黒鍵』といいます。
ピアノは最大で88鍵が(白鍵と黒鍵合わせて88鍵)があります。
ピアノをお持ちの方は端からいくつあるか数えてみてください。
中には76鍵や、もっと少ない61鍵をお持ちの方もいるかと思います。
その場合は両端から削られているので、音域が狭まります。
世界には88鍵より多いものもありますが、一般的ではありません。
この88鍵の理由は後程出てきます。
そして黒鍵が「あったりなかったり」というのに規則があります。
はじめはちょっと見分けがつきづらい方が多いと思います…。
こんだけいっぱいあったらごちゃごちゃになりますよね。
でも大丈夫です。
ちょっと覚えればすぐにぱっと見てわかるようになります。
そのセットというのが白鍵と黒鍵合わせて12個の並びです。
それが「ドレミファソラシド」です。
ドレミファソラシド
鍵盤は、左側から
白 黒 白 黒 白 白 黒 白 黒 白 黒 白
という並びが繰り返されており、それぞれ半音ずつ上がっていきます。
その白鍵がドレミファソラシとなります。
黒い鍵盤は、#(シャープ)や♭(フラット)がついたときに弾きます。
少し難しくなってしまったので逆に考えてみましょう。
左から右へ『ドレミファソラシ』と白鍵が並んでいて「ミ」と「ファ」、「シ」と「ド」の間以外に黒鍵があります。
難しく考えず、形だけ見たほうがわかりやすいかもしれません。
全音と半音の並びについては別の記事でまとめていますので良ければ読んでみてください。
88鍵のピアノでは、それが7セット+4鍵でできています。
再低音(一番左の音)はラの音で、最高音はド(一番右の音)です。
まずは、この並びを覚えましょう。
もしわかりにくかったら、最初のうちは鍵盤にドレミシールなどを張ると良いですよ!
オクターブ
「ド」から次の「ド」など、同じ音名同士の距離のことをオクターブ(オクターヴ)といいます。
この言葉は覚えておいてください。
めちゃくちゃよく出ます。
ここからはちょっとマニアックな話になりますので飛ばしても良いです。
オクターヴは、音の高さを決める周波数がちょうど倍になります。
○○Hz(ヘルツ)というやつですね。
人間が聴くことのできる音の高さには範囲があります。
それが、20Hz~20,000Hzです。
ですが年をとっていくと、15,000Hz以上の音は聞こえなくなっていきます。
モスキート音というやつですね。
さらに、「ド」だとか「レ」だとか、音程として聞き取れるのは20Hz~4,000Hzくらいまでになります。
これが、ピアノ88鍵の範囲です。
一番左端の再低音「ラ」の音は27.5Hzです(12平均律の場合)。
それを0番目として、どんどん倍にしていくと
- ラ1=55.0Hz
- ラ2=110.0Hz
- ラ3=220.0Hz
- ラ4=440.0Hz
- ラ5=880.0Hz
- ラ6=1760.0Hz
- ラ7=3520.0Hz
となり、「ド7」が4000Hzをちょっと越したところになります。
これで、7セット+4鍵の88鍵となります。
つながりましたね!
逆に言うと、音程として聞き取れる範囲のほぼすべてを1台で弾くことができるピアノは圧倒的な音域の楽器です。
魅力の一つですね。
周波数の話でした。
忘れてもらって大丈夫です(笑)
「面白い!」と感じた方はぜひ以下の記事を読んでみてください。
まとめ
最初は区別が難しいかもしれませんが、
『ドレミファソラシ』の形だけチェックしてみましょう。
白 黒 白 黒 白 白 黒 白 黒 白 黒 白
そしてドからドは『オクターヴ』です。
これさえ分かれば基本はおさえられます。
ぜひ覚えてみましょう!