こんにちは!
ピアノ初心者のための<楽譜の読み方講座>第3回です。
前回は音符と、白鍵の音階についてお話ししました。
今回は、その音符につけて音を変化させる変化記号についてと、全音と半音について解説していきます。
- 全音、半音の理解
- 変化記号について
全音と半音
変化記号の前に、まず全音と半音についてお話します。
シャープなどの変化記号の意味合いとして「半音上げる」などと出てきます。
よく使われるので、先に少し理解しておきましょう。
音程
全音や半音は、『音程』のことです。
つまり「二つの音の間隔、距離」を表しています。
全音は半音の二倍の距離になります。
全音階
ピアノは『ドレミファソラシド』を繰り返していますが、それを全音階といいます。
この全音階は、
全音 全音 半音 全音 全音 全音 半音
という配列で成り立っています。
つまりこういうことです。
それぞれについて、
- ドとレの音程=全音
- レとミの音程=全音
- ミとファの音程=半音
- ファとソの音程=全音
- ソとラの音程=全音
- ラとシの音程=全音
- シとドの音程=半音
ということになります。
鍵盤での全音・半音
ピアノは、この全音階にもとづいて白鍵を配置しています。
そして、それぞれの全音の間にまた半音をつくり、それを黒鍵として配置して出来上がっています。
同じ色だとごちゃごちゃしてしまうので、目で見てすぐわかるように色を変えて黒にした、ということです。
色々書きましたが、下の画像だけ知っておけば大丈夫です。
ピアノの上部に注目すると、わかりやすいですよ。
変化記号について
では予備知識をつけたところで、今回のテーマである変化記号についてみていきましょう。
変化記号とは
変化記号とは、音符につけて音を変化させる記号です
その音を半音高くしたり、半音低くしたりします。
種類
変化記号には5種類あります。
名前・意味・記号をそれぞれまとめました。
シャープ
音を半音上げる
フラット
音を半音下げる
ナチュラル
もとの音に戻す
ダブルシャープ
音を全音上げる
ダブルフラット
音を全音下げる
実際に音符につくとこんな感じです。
変化記号はこのように音符のたま前や後ろにつきます。
和音などでは、たまがたくさんあってややこしい時があります。
変化記号を読むときは、それぞれの記号の真ん中・囲われたところが通っているところを読みましょう。
具体例
具体的に、ピアノの鍵盤で見てみましょう。
例えば『レ』に変化記号をつけてみると、それぞれの音はこんな感じです。
もう一つ例を出すと、『ファ』についてはこんな感じです。
隣り合っている鍵盤が半音です。
白鍵・黒鍵は音により違いますので注意してください。
まとめ
いかがでしたか?
- 隣り合っている鍵盤との音程が半音(→鍵盤の上部を見る)
- 変化記号の意味をそれぞれ覚える
これですべての音が読めるようになりました!
次回からは音の長さに関することを解説していきます。
今回は以上です。
参考になれば嬉しいです。