音符と休符のそれぞれの種類と長さについての理解

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こんにちは!

ピアノ初心者のための<楽譜の読み方講座>第5回です。

前回は拍子の理解と小節についてお話ししました。

今回からは、実際のリズムを作っている音の長さについて書いていきます。

いよいよ音符の種類と休符の種類について解説します!

本記事の内容
  • 音符の種類
  • 休符の種類

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音符の種類

音符は上下の位置で音が決まり、形で長さが決まるんでしたね。

いよいよ第2回でお話しした、音符の「ぼう」や「はた」について見ていきます。

4分音符

一番はじめに知っておきましょう。

「たま」「ぼう」だけで「はた」が無いこの形で表されるのが4分音符(しぶおんぷ)です。

前回やった4拍子を思い出してみてください。

 2 3 4

このひとつひとつが4分音符です。

1拍(1ビート)が4分音符という人もいますが、それは曲によって異なります。

理解するにはその方が早いのでそういう風に説明してしまうことが多いです。

実はここらへんは、理屈で深堀していくとなかなか難しいところです。

ですが専門家のような知識を身につけなくても、曲は絶対弾けるようになります。

この記事全体を読んでみて、わかるようになれば充分です!

これを基準にして、どんどん見ていきたいと思います。

4分音符より長い音符

これらのものは、4分音符より長い音符です。

順番に説明していきます。

付点四分音符

4分音符の「たま」に点がついたものを『付点4分音符』といいます。

これは4分音符1.5コ分の長さです。

2分音符

四分音符の「たま」を白抜きにした形で表されるのが『2分音符』です。

4分音符2コ分の長さです。

付点2分音符

2分音符の「たま」に点がついて>『付点2分音符』になります。

4分音符3コ分の長さです(2分音符1.5コ分とも言えますね)。

全音符

二分音符の「ぼう」がなくなり、白抜きの「たま」だけのものが『全音符』です。

4分音符4コ分の長さです。

付点が付くと、その音符の1コと半コ分というふうになりますね。

4分音符2.5コ分や3.5コ分などここにないものは、これらを組みあわせて表します。

4分音符より短い音符

4分音符より短い音符を見ていきましょう。

次では長さの順番にはなっていませんが、わかりやすい順に説明していきます。

8分音符

4分音符に「はた」がついたものが『8分音符』です。

4分音符の0.5(1/2)コ分の長さです。

付点8分音符

8分音符の「たま」に点がついて『付点8分音符』です。

8分音符の1.5コ分なので、4分音符の0.75(3/4)コ分になります。

16分音符

8分音符に更に「はた」がもう一本加わって『16分音符』となります。

8分音符の0.5(1/2)コ分の長さなので、4分音符の0.25(1/4)コ分になります。

連符

複数の音符をまとめ、上に分割数が書かれたものが『連符』です。

左の画像だと3連符で、この場合は4分音符を3等分しています。

連符は種類があり、表し方のルールが少し難しいので、他の記事にまとめています。

よかったら読んでみてください。

はたが付くと半分の長さになりますね。

16分音符よりもさらに短い32分音符、64分音符なんてものもあります。

休符の種類

音符が読めたら、もう簡単です。

休符も理屈は同じなので、覚えてしまいましょう。

4分休符


まずはこれです。

4分休符(しぶきゅうふ)と言います。

変な形ですよね。

小さい頃ピアノ教室で書きましたが、一番うまく書けなくて悔しかった記憶があります(笑)。

4分音符と同じ長さの休符です。

どんどん見ていきましょう。

4分休符より長い休符

付点4分休符

4分休符1.5コ分の長さです。

2分休符

4分休符2コ分の長さです。

付点2分休符

4分休符3コ分(2分休符1.5コ分)長さです。

全休符

その小節の長さ分です。全部お休みになります。

2分休符と似ていますね。

でも実は区別がつかなくてもあまり楽譜を読むとき困りません。

4分休符より短い休符

8分休符

4分休符の0.5コ分の長さです。

付点8分休符

8分休符の1.5コ分(4分休符の0.75コ分)の長さです。

16分休符

8分休符の0.5コ分(4分休符の0.25コ分)の長さです。

音符と休符の比較

上記すべてを長い順に並べたものはこうなります。

上下で同じ長さの音符・休符です。

音符も休符も同じくらい大切です。

「休符も音楽!」とよく言われていました。

人間も黙っている時こそ気持ちがあったりしますもんね。

まとめ

お疲れさまでした!

いかがでしたでしょうか?

たくさん出てきて覚えられない…となった方もいるかもしれませんが、簡単な楽譜から実際に弾いてみてください。

最初から難しくはなっていないので、徐々に読めるようになってきますよ。

初心者さんにお勧めの楽譜も紹介してるので良ければ見てください!

次回は拍子記号についてみていきます。

今回は以上です。

参考になれば嬉しいです。

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