今回は、私が超個人的にいっちばんおすすめするピアノの楽譜を紹介します。
もう先に言ってしまいますが、久石譲のピアノ曲集『ENCORE』という楽譜です。
とっってもお気に入りで、今でもめちゃくちゃ弾きます。
- 楽譜選びで悩んでいる方
- かっこいい曲が弾きたい方
- ジブリの曲が好きな方
このような方は、ぜひ参考にしてみてください。
私が個人的に久石譲さんの曲が好きという事もありますが、おすすめするポイントはたくさんあります!
久石譲好きにはたまらない、買っても絶対に後悔はしない素敵な楽譜です。
それでは早速ご紹介していきます。
- おすすめの楽譜「ENCORE」を紹介!
久石譲『ENCORE』ーオリジナル・エディション
2002年に発売された久石譲初のピアノソロアルバム『ENCORE』の楽譜です。
「ENCORE」で「アンコール」と読みます。
この作品自体は20年近く前のことで、年月は経っています。
ちなみに楽譜の出版社は、教本などを多く出していることで有名な全音楽譜出版社です。
映画音楽やCM曲など、久石譲が過去に手掛けてきた作品のベスト・メロディーのセルフカバーを収録しています。
CD・楽譜それぞれ出ているのですが、どちらもかなり口コミが高いです。
収録曲
収録曲は以下の11曲です。
- Summer
- Hatsukoi(はつ恋)
- One Summer’s Day(あの夏へ)
- The Sixth Station(6番目の駅)
- Labyrinth of Eden
- Ballade
- Silencio de Parc Güell
- HANA-BI
- Ashitaka and San(アシタカとサン)
- la pioggia
- Friends
後ほどそれぞれ曲の魅力を紹介します。
嬉しいのが、CDを購入しなくてもサブスクの音楽配信サービスなどで聴くことができます!
私も普段、Apple Musicで聴いています。
CDはダイレクトカッティングと呼ばれる録音方法で、オリジナルの音を大事にしています。
こうして気軽に聴けると、自分が弾くときの参考になるのでとてもありがたいですよね。
またどの曲も、心を落ち着かせてくれながらも聴きごたえのあるものばかりで、寝る前などのリラックスタイムやドライブ中に聴いたりできます。
私は休日にコーヒーを飲みながら、このアルバムをシャッフルで聴く時間が大好きです。
お好きな方はCD1枚持っていてもかなり良いと思いますよ。
CDと楽譜はそっくりなので気をつけてね!
久石譲の魅力がたくさん詰まっていて、とてもクオリティの高い作品集です。
おすすめポイント4つ
①最大の魅力は“本人監修”!
この楽譜の最大の魅力は、久石譲本人がカバーをしているという事です。
「アレンジ」というと、なかなか原曲のイメージ通りにいかない場合が多々ありますよね。
特に久石譲の作品はオーケストラ作品も多いため、映画などを見て「この曲弾きたい!」となってピアノカバーを弾いてみても、なんだかしっくりこなくて「思ってたのと違う…」となってしまうこともあります。
私も実際、ジブリ曲集や久石譲の曲の楽譜はたくさん持っていますが、正直ピアノでは弾き辛かったり、「アレンジが微妙…」と感じてしまうものばかりでした。
原曲を忠実に再現し、かつピアノだけで表現となるとかなり難しいことですが、オーケストラでものすごく感動しただけにちょっと残念に思ってしまいます。
ですがこのENCOREを弾いたときは「ここまで違うのか!」と思いました。
久石譲が作った曲を久石譲がピアノ用にアレンジしているため、どの曲も原曲のイメージを壊さない、かつピアノの良さを引き出すようなアレンジになっているんです。
②魅力的な収録曲
ジブリで有名な曲から、オリジナルの隠れた名曲まで、選りすぐりの魅力的な曲たちが詰まっています。
私もこの楽譜を買ったのは「summer」や「あの夏へ」が入っていたことがきっかけでしたが、
映画中の隠れた名曲や、オリジナル曲など収録されていて、久石譲好きにはたまりません。
ジブリの名曲「あの夏へ」「アシタカとサン」
久石譲さんは、宮崎駿監督作品のジブリ映画で多くのサウンドトラックを手掛けていることで知られています。
ジブリ作品は映画も音楽も同時に楽しめるようなものが多いですよね。
なかでも映画『千と千尋の神隠し』の冒頭でも流れる『One Summer’s Day(あの夏へ)』という曲が「本当に大好き!」という方も多いのではないでしょうか。
また、映画『もののけ姫』の終盤で流れる『アシタカとサン』という曲も人気が高いです。
どちらもオーケストラ作品ですが原曲にもピアノが使われており、ピアノソロはとても美しいメロディーで、心が切なくなるような感動的な曲です。
この人気の2曲がピアノアレンジとして収録されています。
ジブリ好きにはたまりませんね。
これが入っているのが嬉しい!「Summer」「6番目の駅」
映画『菊次郎の夏』に使われている『Summer』という曲は、久石譲の曲の中でも大変有名な曲です。
映画を見たことがなくても、一度は聴いたことがあるのではないでしょうか。
覚えやすいメロディーで比較的簡単なのでかなり人気が高く、なかにはこの曲をきっかけにピアノをはじめた、はじめたいと思ったという方もいます。
私ももうずっと前から何度も何度も弾いています。
個人的にですが、私はこの楽譜のアレンジのSummerが一番好きです。
初心者さんにも中級者さんにも適しているアレンジだと思います。
そして『千と千尋の神隠し』からもう1曲、『6番目の駅』という曲も収録されています。
映画が好きでこの曲をよく知っているという方が多いです。
そもそもこの曲が入っているアレンジ集はなかなか無いんじゃないかな?という印象です。
ちょっと幻想的な、妖しさを持ったような曲で、原作でもピアノ曲として使われています。
ほぼ原曲みたいに弾けるのでかなりおすすめで、ちょっとマニアックな方にはもってこいの曲です。
そのほか映画音楽や有名曲
映画『HANABI』や『はつ恋』など、他にもさまざまな映画音楽や、
『Friends』など久石譲作曲の有名曲も収録されています。
楽譜を見ただけでは少しとっつきにくいような曲も中にはありますが、CDの音源を聴くと「素敵!!」となるのでぜひ余すことなく聴いてほしいです!
聴いたことがない曲も、久石譲好きならきっとドはまりするものばかりです。
③初心者でも弾きやすい!
アレンジ自体はシンプルなものばかりです。
それでいてメロディーが引き立ち、ピアノの良さを最大限引き出したようなアレンジになっています。
そのため、難易度もそれほど高くなくて初心者さんにも弾きやすく、かつ中級者さんや上級者さんも表現の奥深さを追求できるような楽譜です。
初心者さんだと特に、弾きたい曲のピアノアレンジがあっても「これじゃない感」を感じてしまうことがあるかと思いますが、前述したようにシンプルながらも本格的なアレンジなのでかっこよく弾けます。
曲はどれも、華やかというよりはしっとりした、飾らない素朴なものなので、大人の時間にぴったりです。
まとめ
超個人的なおすすめの楽譜を紹介しましたが、本当に弾きやすくて楽しめるので買って損は全くありません!
弾いても聴いても楽しめるので、大人の趣味の時間にとってもおすすめな曲集です。
ぜひ一度見てみてくださいね。